数多くのラーメン店がしのぎを削る博多で、圧倒的な人気を誇る『一幸舎』。
そのラーメンの命ともいえる「元だれ」には、ヤマタカ醤油が使われています。
きっかけは、店主の吉村幸助氏が幼少のころからヤマタカの味に親しんでいたこと。
開業当時は一幸舎の店舗内でつくられていた元だれですが、人気が高まるにつれて仕込みが間に合わなくなったとの理由で、ヤマタカで「元だれ」づくりを引き受けることになったのです。
元だれの開発は大変な作業でしたが、一幸舎の泡系スープと相性の良い深みのある味わいに仕上がりました。
髙田食品工業 代表取締役 髙田 市郎
お付き合いがはじまった当初は既存の醤油を納品していたので、元だれづくりをご依頼いただいた際には正直なところ参りました。
台所にビーカーを持ち込んでたれづくりの研究をし、味の微調整を重ねたのを覚えています。
基本となるのはうちの醤油ですが、吉村さんの独創的なアイデアが加わり、より進化したたれができていくんです。
大変な作業でしたが、驚きと楽しさがありました。
吉村さんからは「ヤマタカの醤油はスープと合わさったときに深みが全然異なる」とおっしゃっていただいています。
世界中で愛される博多の名店
「博多でも、長浜でも、久留米でもない独自のラーメン」をテーマに2004年に開業。現在は福岡を代表するラーメン店として知られています。店主・吉村氏のラーメンにかける想いによって生まれたラーメンは、こだわりの自家製麺にきめ細かな泡が特長のクリーミーなスープがよく絡む深い味わいが魅力です。
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